夜想 /貫井 徳郎
事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが…。あの傑作『慟哭』のテーマ「新興宗教」に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。
貫井徳郎さんの「夜想」を読みました。
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事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが…。あの傑作『慟哭』のテーマ「新興宗教」に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。
貫井徳郎さんの「夜想」を読みました。
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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
ここ数年はハリポタの新作が発売されるのは大きなニュースでした。
とうとう最終巻の登場です。もう続きが読めないというのは悲しいね。
学校の1年につき1冊、というスタイルは良かったなぁと思う。1年生のときはこんなで、2年生になったらこんなになって・・・・・と成長っぷりがよくわかる。
実は発売日の次の日には読み終わってたんですけど、・・・・・うーん、この読後感を何と言えばよいのか・・・・。以降はネタバレにつき、未読の人はご注意。
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新井素子さんの本は、中学時代によく読みましたねー。「グリーン・レイクイエム」もその頃読んだ一冊。これは「グリーン・レクイエム」と、その続きである「緑幻想」が一冊になった、お得感たっぷりの一冊です。
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初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
ロバート・B・パーカー /菊池 光 訳
離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。スペンサー流のトレーニングが始まる。―人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描き、ハードボイルドの心を新たな局面で感動的に謳い上げた傑作。
ロバート・B・パーカーの、いわゆる「スペンサーシリーズ」の中の1冊です。
スペンサーシリーズは好きで、5年くらい前までは新刊が出ると必ず買ってました。でも買った時しか読んでない自分に気づいて、なんとなくそれから買うのをやめてしまった経緯が(^-^;
でも、この「初秋」はパーカーの、ではなくてパーカー以外のワタシの手持ちの本の中でもかなり好きで、何度も読み返した本に入る一冊。
何事にも無関心で無気力な15歳のポールを、両親のいがみあいから無理やりに引き取ったスペンサーが、いかにして「大人」にさせていくかというストーリー。ようやくポールがやりたいことを見つけ出す、その過程がなんとも言えない味わいがあります。
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秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))
犯罪被害者の脳に残された「記憶」から生前の記憶映像を再現する技術を駆使し、難事件に挑む科学警察研究所・法医第九研究所、通称「第九」。その室長、薪と新人・青木の物語。
人は誰でも他人に知られたくないようなことを持っているんですが、この作品の中では死亡した犯罪被害者の脳から、何を見ていたかを分析し、犯人逮捕に結びつけるというもの。
当然、その脳を分析している捜査員は、その脳の持ち主の日常生活なんかも見てしまうわけで・・・・自分が死ねば、一切のことが他人に知られない、という今までの常識が覆ってしまう、ものすごいことになっているわけですが。
でも、それを知ってどうなる、というのも捜査員たちの想いでもある。確かに犯人逮捕にはつながるんだけど、死んでまで守りたかった秘密を知ってしまうことになる。それを知ることは本当にいいことなのか。
最新刊の4巻で、「見たくないから」と目隠しを希望する、薪さんが見せる表情は切ないです。死んで脳を分析されても、死んだ人が見ていなければ記憶映像にはならない。だから見たくない。
また、薪さんは新人・青木に「撃つなら頭を撃て」と言っています。そうすれば脳が破壊されて、分析に回されることがないから。あああ、薪さーん~。切ないですよー。
4月からアニメ化されるそうです。新潟では見れるのか!?
んー、でもこれはアニメとか映像化されないほうがいいような気もしますが・・・・・。
原作の清水玲子さんの線が美しいので、このまま見ていたいなぁ・・・・。
秘密―トップ・シークレット(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/secret/
秘密―トップ・シークレット(白泉社)
http://www.hakusensha.co.jp/himitsu/index.html
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好きな作家は誰か?と聞かれたら、fumiはエラリー・クイーンを挙げます。日本人作家なら有栖川有栖さんですけど、有栖川さんもエラリー・クイーンを抜きにしては語れない人なので、やっぱりクイーンに落ち着くんだなぁ。
一番最初に読んだのは、多分小学校のときに子供向けに書き直された「エジプト十字架の謎」かな。それから「Yの悲劇」。
クイーンの中では、やっぱりその「Yの悲劇」とか「オランダ靴の謎」なんかがいいですね。謎が一つ一つほぐれていく過程がきっちり説明されていくので、その満足感はものすごいものがあります。
個人的には作中に出てくる探偵役のエラリーがカッコ良くて大好き(*^-^*) エラリーのお父さんがエラリーのことを「エル」って呼ぶのも好きです。
初期のエラリーは引用癖があったり、ちょっとキザだなぁと思わないこともないけれど、「QED(証明終わり)」と言われれば、もうそれで事件は解決ですからねぇ。この様子がまたカッコいいんですよ。もっともずっと後期になると、犯人をただ指摘するだけではすまなくなってくる場面もありますけどね。
あ、知らない人のために説明すると、作者はエラリー・クイーンですが、作中に出てくる探偵もエラリー・クイーンと言うのですよ。もうひとつ言えば、作者のエラリー・クイーンはいとこ同士のペンネームでして、二人で合作して小説を書いていたんですね。
この合作っていうスタイルがすごいですよねぇ。まぁ、一人が考えて一人が書くんでしょうけれど・・・・。結局その合作方法は明かされないまま、作者の二人は亡くなってしまいましたね。
日本で合作と言えば「岡嶋二人」とか・・・・。あ、岡嶋さんも好きです。「クラインの壺」なんかいいですよね。
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今、「お風呂で読める本」というフロンティアニセンというところから出ている本を読んでいます。
材質はポリ塩化ビニル(PVC)というもので、
プラスチックの一種で、水に強い、燃えにくい、腐食しにくい、加工しやすい、といった特色を持ち、濡れた手でめくっても平気!湯舟につけても大丈夫です。スーパーの食品包装用ラップや卵パック、水道のホース、ゴム手袋など、日用品の多くに使われている素材です。
とのこと。
本好きなので、お風呂で本が読めたらなぁと思うことは多かったけど、濡れた手でページを触るとバリバリになっちゃうし、文庫本なんて湯船の中に落としたらサイアクだし・・・・。
でも大丈夫!この素材ならプラスチックなので、湯船の中につけても問題なしですよ!
本好きの人にはぜひ薦めたい!
ラインナップは結構クラシックなので、童心に戻れそうです。ということで、選択したのが「八十日間世界一周」。子供の頃、児童向けに書き直したヤツを読んだっきりだなぁ・・・・・・。でも結構中身を覚えているんですよね。そうそう、そそっかしいお供が一人いて・・・・・。
夢中になると長風呂になりすぎそうですが(^-^;、そろそろ上巻が終わります。下巻、まだ買ってないぞー!早く買わなきゃ!
フロンティアニセン
http://www.f2000.co.jp/
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舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。
わーい、有栖川さんの新刊ですよー!!
なんと前作から約15年振り(!!)の江神さん(というか学生アリス)のシリーズですよー。
私は江神シリーズの前作、「双頭の悪魔」が有栖川さんの作品の中では一番好きなので(あの美しいロジックにはやられたよ)、これも随分待ってた作品。ボリューム的には500ページを超える大作で、読み応えがありました(^-^)
好きな作家の新作を読んでいる間の時間は、ホントに至福の時間です。
最後まで早くたどり着いて犯人が誰なのか知りたい!と思うんだけど、この至福の時間が終わってしまうのも寂しい!という気分でいっぱい。
お話は1990年なんですね。アリスは3回生。うーん、自分と近いのでやたらとリアリティがあるな(^-^; バブルの頃で、当然ながら携帯電話もなく、就職活動は4年生になってからでもまだOK(でも当時「就活」とは縮めて言っていなかったと思う)。
私には犯人は当てられなかったよ(^-^; だってあんなに影が薄い人でいいんですかー。あ、一番怪しい人が犯人ではいけないのか。それにしたって・・・(ぶつぶつ)。
私に当てられたのは、江神さんから届いた手紙の内容だけかな(^-^;
教団側がなぜ警察を頑なに拒むのか、まで江神さんが見抜いていたのもすごいなぁ。でもよくよく考えれば思いつくようなことではあるけどね。あ、よく考えてない私が悪いのか。
「双頭の悪魔」よりは犯人推理の過程がドキドキするものではなかったのはちょっと残念ではあるけれど。学生らしく、アクションシーンもちょっぴり青春も盛りだくさんですよん。
やっぱり有栖川さんの文章、すごく好きです。
次の新作はいつかなー(^-^;
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暗号解読
サイモン・シン
新潮社
「暗号」ってドキドキする言葉ですよね。このメッセージは暗号化されている!となれば、解読してみたいと思うのが人間、ってーもの。解読もそうだけど、どうにかして暗号化して、他の人には読まれたくない!というメッセージもあるわけで。
私も子供のとき、やりましたよ。日本語を一文字ずらすヤツね。これだけでも相当読みにくい。解読するのは至難の業でしたが(^-^;
この本を読むと、ホントにいろんな暗号が出てきます。有名なところではロゼッタストーンに始まり、17世紀フランスでの「鉄仮面」伝説とかね。アメリカではナヴァホ族しか話すことのできないナヴァホ語を、暗号に使っていたこともあるそうですし。これが全部ノンフィクションだというところがまたすごいよね。
その解読に至るまでのプロセスは、ホントにドキドキするし、解いた人間はさぞかしスッキリしただろうなー。
最後はコンピュータについての暗号化の話まで出てきて、情報処理試験を解いているようでした(^-^; でも最後まで読めちゃうとことは作者の上手さだよね。久しぶりに理詰めの文章を読みましたが、文系の頭の私にも読めて、面白かったよ。
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