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2010.07.11

東京交響楽団 第60回新潟定期演奏会

東京交響楽団 第60回新潟定期演奏会
2010.07.10
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)

♪ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 WAB.109(ノヴァーク版)
♪ブルックナー:テ・デウム ハ長調 WAB.45

指揮/ユベール・スダーン
ソプラノ/澤畑恵美
アルト/小川明子
テノール/高橋淳
バス・バリトン/久保和範

合唱/にいがた東響コーラス
合唱指揮/安藤常光

未完に終わった交響曲第9番は、ブルックナーが最後の日まで最終楽章を作曲していたといわれている作品。ブルックナー自身が「第9番が未完の場合はテ・デウムを演奏するように」という発言をもとに、テ・デウムとともに演奏されることも多い作品です。新潟定期では、スダーンの意向もあり《テ・デウム》を終楽章として演奏。

この曲を聞くのは初めて。加えて「テ・デウム」にはオルガンが入るから、オルガンのあるホールじゃないと聞けないですね。もともとブルックナーはあんまり聞いたことないしなぁ・・・・、どんな曲なんだろうと思っていたのですが、ホルンが8本と金管楽器が多かったこともあってかなり迫力ある曲でした!

「9番」と「テ・デウム」は別な曲なんだけど、今回は休憩なしで続けて演奏されました。事前に(続けて演奏されるので)「拍手は御遠慮下さい」というアナウンスもあったくらい。でも別な曲、というカンジは全然しなくて、一体感があったように思います。このへんは作曲者の意図通りなのかな。

それにしても、「テ・デウム」の合唱は迫力があって良かったです♪ 合唱も頑張ってたし。テノールの高橋さんが出番になると勢い付けて立ち上がっていたのも(ソリストなので出番までは座っている)、見ていて面白かったというか好印象というか。

途中のオーボエのソロも良かったし、金管楽器も良かったし。
今回はめずらしい曲を聞けたのでそれだけでも満足。

ただ、開演に間に合わなかった人の客入れはちょっとマイナス・・・・。いや、これはりゅーとぴあを責めるわけではなく、遅れてきた人自身の問題ですけど。1楽章後に3階席後方から入ってましたけど、ちょっと靴音が響いてしまって。客席の人も思わず3階を見たし、指揮者のスダーンさんも振り返ったくらいです。もうちょっと静かに入ろうよ!!

東京交響楽団
http://www.tokyosymphony.com/

新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)
http://www.ryutopia.or.jp/

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コメント

お疲れ様でしたー。とてもいい演奏でしたね。

私も1楽章終了後の入場は気になりました。まあ分からなくはないんですけど、そういう方に限って入場したあとの座る場所とかを指定された場所でなく自分で勝手に「あそこ」とか指定して遠くまで歩いて座ろうとしたりするから。。(実は反対側のブロックにいるのでよく見えます)

今回は合唱もレベル高かったですね。カルミナ・ブラーナの時は物足りなかったのですが今回は個人的には大満足でした。

投稿: Daa | 2010.07.12 17:31

>Daa さん

いい演奏会でしたね!私も満足度、高かったです♪

遅れてきたお客様の客入れにはどのホールも悩むところですが(学生時代、渋谷の某ホールで案内係のアルバイトをしていて経験アリ)、今回は3階席が空きすぎていたために遠くまで行っちゃったようですね。

あくまでも演奏中、ということを強調してホールに入れて欲しかったしお客さんもそれを認識して欲しかったです。そこだけがマイナスでした。

投稿: fumi | 2010.07.13 06:21

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