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2005.01.01

にいがたジルヴェスターコンサート2004

にいがたジルヴェスターコンサート2004
2004.12.31  22:00~
新潟市市民芸術文化会館

秋山和慶(指揮)
東京交響楽団
佐々木典子(ソプラノ) 郡愛子(司会/メゾ・ソプラノ) 井ノ上了吏(テノール) 青戸知(バリトン)
佐藤俊介(ヴァイオリン) 高木綾子(フルート) 横坂源(チェロ)
二期会合唱団


第1部 開幕/若き新星の競演
ワーグナー/《タンホイザー》大行進曲「歌の殿堂ををたたえよう」 (二期会合唱団)
チャイコフスキー/ロココの主題による変奏曲イ長調より (横坂)
モーツァルト/フルート協奏曲第2番ニ長調K.314第1楽章 (高木)
パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調第3楽章「ラ・カンパネッラ」 (佐藤)
 
第2部 市民リクエスト曲
ベルディ「アイーダ」より「行進曲」

第3部 オペラアリアの祭典
プッチーニ/《ジャンニ・スキッキ》から「私のお父さん」 (佐々木)
ワーグナー/《タンホイザー》から「夕星の歌」 (青戸)
ビゼー/《カルメン》から「セギディーリャ」 (郡)
プッチーニ/《トスカ》から「星は光りぬ」 (井ノ上)

第4部 カウントダウン
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調「合唱付」 第4楽章「歓喜の歌」

第5部 ニューイヤーコンサート
吉松隆/新潟ファンファーレ
J.シュトラウス/ワルツ「美しき青きドナウ」、「狩のポルカ」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」

EN:
シュトラウス/「ラデツキー行進曲」
ベルディ/オペラ「椿姫」より「乾杯の歌」

行ってきました、ジルヴェスター。あ、ジルヴェスターって、ドイツ語の大晦日のことです。

なんと言っても目玉はカウントダウン。12時ぴったりに曲を終わらせるというのは指揮者にとって腕のみせどころなわけですが、今回はベートヴェンの「第九」です。4楽章のみですけどね。

異様な緊張感が漂う中、始まりましたが、見ている私のほうが緊張しちゃうくらい。約25分間の演奏ですが、新年まであと20分、15分・・・・・と5分ごとにモニターに表示されて、残り30秒からは1秒づつカウントダウン。

残り10秒くらいで「こんなにゆっくりで大丈夫?」と思いましたが、最後のPrestissimoで思いっきり速くなって(「Prestissimo」とはできるだけ速くという意味)、カウントダウンの数字が0になった瞬間に、曲が終わりました!! そのとたんに、客席に銀色のテープが舞って、場内はものすごい興奮に包まれました。すごーい、すごーい!! いや、ほんと、すごいしか連発できなかったんです(^-^; 出演者も皆、笑顔になっていましたけれど、秋山先生の「どうだ!」といわんばかりの余裕の笑顔がステキでした。

あ、あと他の曲についてもちょっと感想を。
合唱は二期会。さすがです。オケを圧倒せんばかりの声量で、びっくりしました。男性コーラス部分が良かった。

「市民リクエスト曲」として候補を30曲くらい挙げて応募を募っていたのですが、第一位になった曲は「アイーダ」でしたね。なんと15票を獲得しての一位です! ・・・・え(^-^; 15票で一位ですか(^-^; ちなみに2位は5票が3曲だそうで・・・・・・。これは市民の関心のなさを物語っているのか・・・・・それとも・・・・・。なんともいえない結果ですねぇ。(かくいう私も投票はしなかったので大きな声では言えないが)

1部で演奏した若手3人は、これからがホントに楽しみな人たちですね。チェロの横坂さんは新潟市出身だそうです。チェロと一体化しているかのような弾きっぷり。すさまじい集中力でした。

新春ということでシュトラウスの曲が続いたので、その後のアンコールといえばもちろん「ラデツキー」。観客に手拍子をさせるのですが、最近は観客はちゃんと心得ていて、拍手をするタイミングをわかっているのですね。皆さん、ウィーンフィルのニューイヤーを見ているのだなぁ。

ということで、2004年のジルヴェスターは大成功のうちの終わりました(^-^)
出演者の皆様、お疲れ様でした。
早くも次回が楽しみなfumiでした~。

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コメント

今年は ウィーンフィルのニューイヤーでは 
「ラデツキー行進曲」を演奏しませんでしたね  

投稿: Маша(マーシャ) | 2005.01.02 05:36

>Маша(マーシャ)さん

今年のニューイヤーは眠りこけていて見逃しました・・・・。ニューイヤーといえば「ラデツキー」とばっかり思ってましたけど、演奏しないときもあるんですね。替わりの曲はなんだったのでしょう?ちょっと気になります。

投稿: fumi | 2005.01.02 07:56

そういや昨日の夜、車の中で J-WAVE 聞いてたらニューイヤークラシックコンサートとかやってまして、やっぱり聴衆が拍手してましたよー。 あの曲、ラデツキー行進曲って言うんだなあ。 オレ今頃知ったっすよ(苦笑) J-WAVE のナビゲータも、聴衆の拍手の音が大きくなったり小さくなったりするので、ちゃんとタイミングを心得ているんですねーって感心してましたよ-

投稿: でいじー | 2005.01.03 23:56

>でいじーさん

ラデツキー行進曲はニューイヤーでは必ずといっていいほど演奏される、アンコールの定番曲ですね。指揮者が観客に手拍子を促して、演奏と一緒になって楽しめる曲なんですよ。最近はホント観客もよく心得てますね。

今年のウィーンフィルでラデツキーが演奏されなかったのは、どうもスマトラ島沖大震災に配慮してみたいです。

投稿: fumi | 2005.01.05 06:45

ラデツキー行進曲はオーケストラでも吹奏楽でも吹いたことがあるのですがかなり難しいです。軽々と吹いてるメインテーマが結構難しいんですよね。

それはともかく、楽しかったようですね。fumiさんのレポートを見ながら前回のことを思い出していました。お疲れ様でした。

投稿: Daa | 2005.01.05 19:16

すぐに返信できず すみませんでした  

そうです そうです  「ラデツキー行進曲」は 地震・津波の被害者に配慮して 控えられたんです  
代わりの曲というのはなくて ラスト(ラデツキーの)前として恒例の「美しく青きドナウ」で お開きになってました  

投稿: Маша(マーシャ) | 2005.01.06 14:08

賀状有り難うございました。
ジルベスタおいでになってたんですか?
私も芸文にいました・・・とは言っても楽屋ですけど。
私は、終了を待って、オケのメンバー10数名と完全貸し切りのお寿司屋さんへ直行。
3:00過ぎまでワイワイやってました。
数年前のジルベスタの時にも特別に営業してもらった場所です。
帰りの車の中へ某Fl.嬢が財布を忘れて大変・・・結局、帰宅が4:30でした。
今回は東響楽員の中でもパスする人が結構いて、トラが結構入っていたみたいです。お正月に仕事したくないのはみんな同じ(^_^;)Fl.に新潟市内出身で、大学の後輩ものっかってまして、その彼も一緒に飲んでました。
ということで、素敵な1年になりますように!

投稿: さる吉 | 2005.01.08 20:47

さる吉さん、お久しぶりです、ご無沙汰いたしております!

なんだ、楽屋に行ってらしたんですねー、私は客席にいましたよ。終了後も楽しく過ごされたみたいですね。いいなぁ。私は人ごみの中、白山神社に初詣に行ってきました。

またお会いしたいですね♪今年もよろしくお願い致します。

投稿: fumi | 2005.01.08 23:39

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