鼓童 十二月公演
2004.12.22
鼓童 十二月公演
新潟県民会館
鼓童の十二月公演に行って来ました。
鼓童は佐渡に本拠地を置く、和太鼓を中心として演奏活動をしている集団です。
初めて見たのは学生時代。アルバイトをしていた某ホールで彼らの演奏会がありました。アンコールではお客さんが立って一緒に踊っちゃっていて(^-^;、そりゃーびっくりしたものでした。あんなに熱狂的なお客さんを見たのは後にも先にもそれくらい。
それ以来すっかりファンになってしまい、ほぼ毎年のように見ています。
太鼓と笛と、ちょっとした鳴り物類だけのステージ。太鼓のリズムはとても心地良い。
そして、鼓童の場合は見ていて楽しい。バチさばきがとてもカッコよかったりするのです。4人で演奏していても、リズムが合うのはもちろんですけれど、それも太鼓を挟んで左右の人のバチさばきが左右対称でぴったり一致していて、視覚的にも面白い。
今回はあまり衣装は凝っていなかったのですが、踊りでは華やかな衣装だったり、扇や髪飾りがとてもキレイだったりします。そういうのを見るのも楽しみのひとつ。
今回の公演は「あっさりしていた」というのが正直な感想。鼓童を見ると、いつも「太鼓ってすばらしい!日本人でよかった!鼓童が佐渡にいてくれることが新潟県民として誇らしい!」という気分で満ち溢れてしまうのですが(^-^;、今回はその気持ちがちょっとパワーダウンしています。んー、なんでだろう。若干演奏が短かったせいかな?それとも県民会館の残響がひどくて気になったせいか・・・・・。
あ、そういえば久しぶりに前の列の人が邪魔でステージが良く見えない、という体験をしました。というのも最近のホールでは前列と少しずらして後ろの列の座席があったり、段差がかなりあったりして、前の人の頭で前が見えないということはあまりなかったのですが、この新潟県民会館では前の人が大きかったり、姿勢が良かったりすると悲劇です。前の人が邪魔で、全然見えません(^-^;
最近県民会館に行っていなかったので、そのことを忘れていました。行ってもロックコンサートだったりして、立ちっぱなしだからあまり気にならなかったんですね。
でも演奏自体はいつにもまして茶目っ気があって楽しかったです。
例えば、開演時。客電が全部落ちないうちに演奏者が二人出てきて、太鼓の演奏が始まりました。・・・とそこに携帯電話の着メロが。客席からは「電話、切れよ!」と野次が飛ぶ中、演奏している鼓童のメンバーがバツの悪そうな顔をして胸から携帯電話を取り出す・・・・・。そこへすかさず「携帯電話の電源を今一度お確かめください」というアナウンス。これには笑いました。
また、休憩中にはメンバー自らが客席を歩き回り、「汗かいたしね、そういえば手ぬぐい売ってたよねー、買っていこう!」などと言いながらグッズ販売をPRしていました。
楽しかったといえば帰りのバスの中。新潟県民会館から新潟駅まで臨時バスが出たのですが、たった1台だけ。これは主催者の失敗ですねー。最低2台は必要でしょう。
私は運よく座れたのですが、大混雑。ぎゅうぎゅう詰めだったのですが、後から乗ってきた人が「ちょっと詰めてくださーい、あと25人乗りまーす」とか、「前の人、もう半歩前に詰めて!」などと叫ぶのですが、それが怒号ではなく、なんとなく和やかムード。
とにかく乗るだけ乗って出発したのですが、当然ながら立っている人は身動きができない状態。一番最初の停留所は「古町」というところだったのですが、「ピンポーン」と降車する合図のベルが鳴った瞬間、バスの中の人たちは苦笑(^-^; 「こんな混雑しているのに降りれるのか!」ということですね。中には、「降車ボタンを押して笑われたのは初めてだ」というつぶやきも聞こえ、それがまた笑いを誘ったりしていました。
まぁ、そんなこんなで帰り道も含めて楽しかった演奏会でした。
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